必ず保険会社や弁護士など代理人間を立てる

当時知人の年齢は20歳で、免許を修得して間もない頃のことです。

事故を起こした側は軽自動車に乗った知人で、相手は原動機付自転車に乗っていた60代ぐらいの女性でした。見通しの悪い交差点、知人は停止線で止まり左右を確認した上で更によく見るために自動車を少し進めました。その時、軽自動車のフロントガラスにノーブレーキで衝突してきたのが原動機付自転車に乗った女性でした。現場検証の結果、停止線があり、車に乗っていた知人が悪いということになりましたが、女性側にも非があると言う結論になったそうです。ただ、現場検証の過程で状況よりも、知人の年齢の若さと運転経験のなさばかりに論点が集中し、事故当時の状況を話しても聞き入れてもらうまで時間を要したそうです。

“事故の状況から知人が悪いが、女性側にも非がある。ただ、何よりも悪いことは年齢の若さと運転経験が浅いことだ。”という結論に至ってしまったので、せめて事故後の対応を迅速に行おうと努めたそうです。

保険会社が対応を行うよりも前に相手の女性に新車を用意したり、入院先へ何度も謝罪をしに行きましたが、帰ってきたのは罵詈雑言の嵐だったそうです。

誠心誠意と思い行った行動は報われず、知人は女性側からの厳罰希望により多額の罰金と1ヶ月の免許停止処分を受けました。

相手の女性は過去にも同じような事故を経験したことがあり、入院歴があるということが後日談でわかったそうです。

相手の方の対応や状況にもよりますが、事故後、謝罪や見舞いと行った最低限のことは行うべきです。しかし、必要以上に干渉するのは避け、必ず保険会社や弁護士など代理人間での交渉を進めるのが良いと思います。